以前手前に見える座卓を納めた方の注文で、桑の木で茶棚を制作しました。
お客様は材との巡り合わせのとても良い方で、桑材などこんなにまとまっては中々無いはずなんですが、来る度に調度良い材と出会っていかれます。
世の中にはそういう方もいらっしゃるんですね。
試しに玄関に持って行くとこのように。
お客様は場合によって置き場を変えて飾られるそうです。
桑は時間が経つとより色に深みがましますから、月日を重ねるのも楽しいことでしょう。
富山県の風習「天神様飾り」ですが、今やお孫さんに贈ろうとしても「床の間もないし、仕舞う場所もなくて邪魔!」と嫌厭されがち。
ならばと言う事で、マンションの窓際にだって飾れる小さな天神様です。
杢目の無い木でというお客様の要望に沿って栃の純白を用意し、井波彫刻作家の西村宜繁さんに少々ディフォルメの利いた天神様を彫ってもらいました。
いろいろ試行錯誤を重ねた結果、今の時代に合った天神様に仕上がったと思います。


玄関先に取り付けられたエアコンの室外機が丸見えでみっともない!何とかならんか?と言う相談を受け、片側がグッと膨らんだケヤキの板で棚を取り付けてきました。
ご覧のとおりケヤキの自然な膨らみを活かすことで、古い民家の調和を崩すことなく仕上げることが出来ました。
   お客様の作られたステンドグラス作品にタモ材で額をしつらえました。
このような既成品ではうまく入らないものを持っている方、オーダーならその悩みも解決できますよ。
なお、中央には「Shandy Gaff」と書かれており、現在同店にて飾られています。
   栗の耳付き板のキッチンカウンターです。長さは2700mm程あります。
シンクから一段上がったところからそのまま料理を渡せるようにと、天板は若干高くなっています。


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