東京の店舗の仕事で、様々な家具や内装品を制作しました。コレはその一部です。
1枚の長いタモの原板を使用したため、継ぎ目で木の杢が途切れること無く一体性を持って仕上がっています。
細かなところですが、職人の技の光る継ぎ目。
表から見れば45度で突きつけになっているように見えますが、それだと継ぎ目の強度が保てないので、複雑な仕口加工を施してあります。
同様に東京の店舗に納めた大小の丸テーブルです。これも材料はタモ材を使用しています。
この他、あまりにも量が多いので東京まで配達・取り付けまでしてきました。
看板も当社にて製作。ケヤキの耳付き板を使用しています
このように遠方とのやりとりをするときは原板写真を送るのはもちろんですが、紙で原寸を取って郵送するなどして、お客さまのイメージと実際の原板との間にズレが生じないよう工夫しています。
  別の物件で東京に送った栃の曲がりテーブルです。
テーブル脚の立面は自然な感じとなるように、栃材の耳を残したまま使用しています。
   横から見れば一目瞭然ですが、原板がねじれるように反り返っていたので、真っ直ぐにするとこんなにも左右で厚みが違うことに。
その分は脚を取り付ける蟻桟の厚みで調整してあります。
   幅1m近くあるウオールナットの座卓です。
正直、我々もこのような原板を目にすることは中々無いくらいの板でした。
男4人がかりでやっと持てるほどの重みで、実際搬入時は助っ人含めて6人がかりで納めてきました。
   元々の原板は3M近い長さだったのを節のところで切ったため、残り材を面付きのまま脚材として利用。
余すこと無く使いきりました。


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