→ |
突貫工事でトイレのリフォームを手がけてきました。これはその外観の変化です。
以前のトイレは大小2つに分かれていて、しかもドアを開ければ狭い廊下を塞いでしまう困った仕様。
ご夫婦が今後歳を重ねられることを考慮して、この不便なトイレを洋式便座一つへと変更する工事となりました。
その結果、2つ並んだドアは開けやすく廊下の通行を邪魔しない片引き戸に変更しました。
引き戸は周りに合わせて総ヒノキで建具屋さんに制作してもらいました。 |
& |
以前のトイレの内部です。かつては1畳分しか無いのに、壁で左右で小便器と大便器がわかれており、狭いトイレスペースをさらに狭くしていました。
もはや大便器など和式な上にあまりの狭さに用を足すにも苦労するほど。 |
↓ |
& |
そこで小便器と大便器を分けていた壁を取り払い、洋式便器一つのみとしました。
また、将来足腰が弱くなった場合のことを考えて手すりも備えてあります。
壁は芳香のある桧の節無し羽目板を、床には水に強い栗のフローリングを使用してあります。 |
 |
便座の反対側の棚板には、当初壁と同じ桧の羽目板を使用する予定でしたが、味気ないということで施主さんに当社の無垢板を選んでもらい、屋久杉の端材を取り付けました。 |
→ |
周りの雰囲気にあわせて天井には焼竹の網代を入れました。全体として『和』の統一感を出すように施工しました。 |
 |
リフォームの際に外側ばかり良くなって、中身は・・・・・・というのが稀によく聞かれます。
特にタイル張りのトイレや風呂の改装で多いのがシロアリ被害。ここのトイレもタイルをはぐると御覧の有様でした。
昔のコンクリの基礎で通気穴がなく、床下が密閉されていたのが被害を拡大させたようです。
そのため右のように空気の巡る穴を開け、土台と基礎の間には土台パッキンを挟みました。 |
  |
そのため、下地からしっかりやり直しました。
防虫処理ののち新たな床組みをして、壁には断熱材も入れました。
こういった見えないところを放置してそのまま仕上げていく業者さんも中にはいらっしゃいますけど・・・・・・ |