少し前のことですが、お寺の鐘突きの修繕をしました。
上の写真を見ての通り長年の風雨で真っ二つになる程ぼろぼろで、鐘をついてもボフッて感じで響かない。
で、銘木屋としても初めて見る材種の木で、この木なんの木?と調べたところ「棕櫚(シュロ)」という木だと判明。
どんな木かと言うと、たまに庭とかに植えてあるパイナップルの化け物みたいな木と言えばピンとくるのではないでしょうか?
釣り鐘を突いた時の「クォォォォオン」というくぐもった響きを出すには硬すぎず、柔らかすぎない棕櫚の木が昔から使われているようです。
合わせて金具なども新調。
取り付けて試し打ちした音はバッチリ「くぉぉぉおん」

この棕櫚という木ですが、今回は取り寄せることになったものの、実はお寺の境内に植えられてたんですよね。ひょっとして先代住職がこれのために育てていたのでしょうか……。
古いガスコンロとオーブンを取り替えてきました。
しかし、もうオーブンは使わないからそこに電子レンジを置きたいとのこと。
古いオーブンとレンジの撤去後、オーブン関係のガス管を結紮。
その後寸法に合わせて制作したタモのフリー板製のレンジ台をはめ込みました。
電子レンジを置いて完成。
キッチン周りがコンパクトに収まりました。
 



 玄関のタイル工事を請け負いました。
以前はコンクリむき出しだった表面を削った後モルタルをしなおし、タイルを貼っていきます。
お客様のご要望でこのようなランダムっぽい貼り方を選びました。

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